デザインがホテルの格を決める!オリジナルアメニティの重要性と企画設計のコツ
2026/05/01

近年、アメニティはかつての「使い捨ての消耗品」という枠を超え、ホテルの世界観を伝える重要なブランディングツールとなっています。宿泊客が客室で最初に触れる体験だからこそ、その質やこだわりが滞在全体の印象を決定づけると言っても過言ではありません。
本記事では、デザインにこだわったオリジナルアメニティがもたらすブランディング効果や最新のトレンド事例、そして具体的なデザイン設計のポイントまで徹底解説します。
なぜ今、アメニティのデザイン性が重要されているのか

これまでのアメニティは、機能を果たせば十分だと考えられる傾向にありました。しかし現在、アメニティはホテルのアイデンティティを象徴する「プロダクト」として再定義されています。これほどまでにデザインによる差別化が求められている背景には、2つの大きな変化があります
1.ライフスタイルホテルの急増

かつての宿泊市場は、豪華さか安さの二極化が主流でした。しかし現在、観光庁が推進する「宿泊施設の高付加価値化」という政策方針もあり、デザインや地域のストーリー性を重視する「ライフスタイルホテル」が急成長を遂げています。実際に、日本政策投資銀行のレポートでは、特にインバウンドを中心とした層において、その土地ならではの体験やオリジナリティのある空間を好む傾向があるとされています。
2.SNSがもたらす広告効果

また、現代の宿泊客は宿泊滞在をSNSでシェアする発信者でもあります。総務省の「通信利用動向調査」によれば、20〜30代のSNS利用率は90%超。観光庁の調査においても、旅行先の選定において「個人のSNS投稿」を参考にすると回答した割合は、特に若年層で突出して高く、マスメディアを上回る信頼を得ています。デザイン性の高いアメニティは、宿泊客の手によって自発的に拡散される広告として機能しているのです。
【SUSPRO製品企画担当直伝!】記憶に残るアメニティ設計3つのステップ

実際、ブランドイメージを牽引するホテルでは、以下のような戦略的なデザインを採用するケースが増えています。
・ミニマルで洗練されたモノトーンデザイン
・和紙調・布調など素材感を活かしたデザイン
・アート性のあるグラフィックを施したデザイン
とはいえ、「記憶に残るアメニティ」を作るには工夫が必要です。ここでは、300社以上のアメニティを制作してきた企画担当者が語る、オリジナルアメニティ制作の3つステップを紹介します。
1.「本体」へのこだわり:使い心地や形状を追求する
アメニティ制作でまず重視されることは、使い心地の良い設計になっているかどうかです。本体の素材は何にするか、どのような形状がターゲットに合っているかなどを企画します。
【素材】 圧倒的なバリエーションで、施設の世界観を体現
SUSPRO最大の特長は、素材の豊富さにあります。温もりのある竹や木、つぶつぶとした素材感がおしゃれなもみ殻、シックで高級感のあるコーヒー粉など、幅広い素材をラインアップ。施設のコンセプトや世界観、価格帯に合わせ、最適な素材を選定いただけます。
【形状】 使い心地を計算した、ストレスのない設計
素材が良くても、使いにくければ宿泊客の満足度には繋がりません。たとえばヘアブラシや歯ブラシ一本をとっても、手のひらにフィットするなめらかな曲線や絶妙な厚みなどを追求することで、宿泊客の体験価値を一段上へと引き上げます。

2.「パッケージ」へのこだわり:世界観を統一するデザイン・素材
アメニティを包むパッケージは、客室の完成度をワンランク引き上げるパーツ。「包材」としてではなく、豊富な「素材・形状・デザイン」から施設の世界観・インテリアに合ったものを選定するのがおすすめです。SUSPROでは、ブランドの個性に合わせて最適なパッケージ形態を選択できます。
<パッケージ例>
紙箱: クラフトの温かみやナチュラルさが特徴。FSC認証紙の使用も可能で、箱の色自体を施設のキーカラーへ変更することもできます。
半透明袋: 撥水性があり、マットで手触りの良い質感。半透明のため、中に入っているアイテムがすぐにわかるユーザーファーストなパッケージです。
巾着・ポーチ: オーガニックコットンやリネン、再生ペット素材など。宿泊客が持ち帰りたくなる二次利用性の高いアイテムです。

3.「+α」のこだわり:期待を超える体験と話題性の創出
上記に加え、通常のラインアップに留まらない工夫が、宿泊客の記憶に深く刻まれます。
ラインアップの意外性
上質なバスソルトやシャンプー・リンスなど、宿泊客の「こんなものまであるの?」という驚きを生むことで、満足度を底上げします。

話題を生む仕掛け
複数のアメニティパッケージを並べると一つの絵が完成するような遊び心や、素材を統一したシリーズ展開をすることで、思わず写真に撮りたくなるワクワク感を作ります。

実際に、デザインが生むブランディング効果とは?
では、アメニティのデザインにこだわると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここではブランディングへの2つの効果をご紹介します。
1.ホテルの「コンセプト」が伝わりやすくなる
ホテルの雰囲気やストーリーを言葉で伝えるのは難しいですが、デザインに落とし込むことで、宿泊客は直感的に感じ取れるようになります。 たとえば、スタイリッシュなホテルなら、クールなモノトーンのデザイン。自然豊かな宿なら、温かみのある木目調のデザインにするなど、施設の世界観や想いに合ったデザインにすることで、宿泊客の心へ自然に届けることができます。


2.「また泊まりたい」という記憶に残る
宿泊客にとってアメニティは、見た目がおしゃれという視覚的な情報だけでなく、実際に使ったときの手触りや心地よさもセットで覚えているものです。たとえば、「ここの歯ブラシは持ちやすくて磨き心地が良かった」「パッケージの質感に高級感があった」など、ふとした瞬間に蘇る記憶が、「またあのホテルに泊まりたい」と選んでいただくための、大切なきっかけになります。
小さな接点から、最高のブランド体験を

本コラムで紐解いてきたように、ホテルにおけるアメニティは決して脇役ではなく、ホテルにとってブランド資産となり得ます。もちろん、既製品でも機能は満たせるかもしれません。しかし、競合がひしめく中で「選ばれる理由」を作り、宿泊客の記憶に深く刻み込むのは、細部まで意図を宿らせたデザインの力です。
SUSPROは、これまで数多くの宿泊施設様の想いを形にしながら、デザインの力でブランド体験を高めるためのサポートを続けてまいりました。新規開業やリニューアルという大切な節目に、宿泊客の心に深く刺さるプロダクトを、私たちと一緒に作り上げませんか。
「コンセプトから、唯一無二の個性を形にしたい」方へ
世界観をゼロから作り込みたい、素材や色選びからプロの視点が欲しい。そんなご要望に専任の担当者が企画から納品までワンストップで伴走します。
「まずは実物を見て、手軽に質を高めたい」方へ
「どんな素材感があるのか確かめたい」「小ロットで高品質なアメニティを導入したい」という場合は、当社のラインアップをご覧ください。
カテゴリ一覧
キーワードから探す



コメントを残す
※コメントは管理者の承認後に掲載されます。