日本のSDGs政策

【2021年実施】SDGsで注目!企業のものづくり事例7選を紹介

2021/12/23

環境汚染や貧困、労働などの問題がいよいよ深刻化し、世界中で取りざたされている現在。2015年には国連サミットで「持続可能な開発目標(SDGs)」が採択されたことで、地球環境の保全や地域活性化などを意識したサステナブルな経営に力を入れるべく、多くの企業が取り組みを始めています。

“サステナブル=持続可能な”経営とは、従来までの大量生産、大量消費の経済システムを優先せず、環境や経済など社会問題の解決に向けて貢献する事業を行うこと。

日本の企業は具体的にどのような方法で、これを実践しているのでしょうか。今回は、長期にわたるサステナビリティ戦略や目標を掲げている企業7社の事例をピックアップ。2021年に取り組まれた持続可能な企業活動や、環境に配慮してつくられた注目の新商品を紹介します。

※文章、画像は各企業に掲載許可をいただいております。無断転載はご遠慮ください。

目次

1.株式会社コーセー丨「雪肌精 クリアウェルネス」シリーズに紙素材だけのパウチを採用(2021年1~2月)

「美の創造企業」として化粧品の製造販売を中心に、グローバルに商品を展開する『コーセー』。「人はもちろん、地球の環境にもやさしい化粧品づくり」を目標に掲げ、原料や材料の選択に厳しい基準を設けるとともに、使用後の分別しやすさ、廃棄のしやすさ、廃棄量を少なくすることなどを考慮して、研究開発を行っています。

2020年4月には、グループ全体で持続可能な社会の実現と事業成長の両立を目指す「コーセー サスティナビリティプラン」を策定しました。取り組みテーマの一つとして掲げられているのは、事業活動全体における環境負荷の低減。その一環としてプラスチック使用量の削減を推進するため、2030年までに販売されるプラスチック容器や包装資材などに対し、サステナビリティに配慮した設計率を100%とすることを目指しています。

看板ブランドでもある『雪肌精』では、環境に配慮した容器包装などの積極的な採用を進め、同社のサステナブルな取り組みをけん引。2020年9月16日から販売されている『雪肌精』の中核を担うシリーズ「雪肌精 クリアウェルネス」の新商品の外装パッケージに、プラスチックを使わず紙素材のみで構成されるスタンディングパウチを採用しました。

外装パッケージを紙だけに。脱プラスチックを加速

紙素材でつくられたスタンディングパウチが採用されたのは、2021年1月16日発売「雪肌精 クリアウェルネス W バリア ミスト」と、2021年2月16日発売「雪肌精 クリアウェルネス UVディフェンス」シリーズ。

これまで外装パッケージとして採用されてきたスタンディングパウチは、複数のプラスチックフィルムからつくられてきました。そこで新たなパッケージでは、紙素材と接着効果のあるコーティング剤のみを使用。

プラスチックフィルムをなくすことで、外装パッケージのプラスチック使用量をゼロにするとともに、包材製造時のCO2排出量を約28%削減。脱プラスチックを加速させることで、環境負荷の低減をはかっています。

素材の質感をそのまま生かしたパッケージで環境負荷を低減しながら、シンプルなビジュアルからもサステナブルな姿勢をメッセージしていることなどが評価され、「2021年度グッドデザイン賞」も受賞した「雪肌精 クリアウェルネス」シリーズ。今後も、同社のサステナビリティ推進活動をリードしていく存在であり続けるでしょう。

>>取材協力『株式会社コーセー』

2.株式会社ファンケル丨プラスチック循環型社会を目指すリサイクルプログラムを実施(2021年7月~2022年3月)

化粧品や健康食品の製造・販売で知られる『ファンケル』。「サステナブル宣言」として、「環境」「健やかな暮らし」「地域社会と従業員」を重点テーマに、持続可能な社会への貢献に力を入れています。

なかでも「環境」においては、エネルギー・CO2削減、プラスチック使用量の削減、持続可能な調達、資源循環など多岐にわたる目標を掲げ、自然と調和した事業活動を推進

その一環として、2021年7月20日から2022年3月31日まで、「HAPPY エコ ~お客様とともに未来をつくる~」をスローガンとし、「FANCL リサイクルプログラム ~花と緑を広げよう~」という活動に取り組んでいます。

回収容器を植木鉢にリサイクルし、豊かな自然環境に貢献

「FANCL リサイクルプログラム ~花と緑を広げよう~」は、消費者から回収した使用済みの化粧品容器を一部の直営店舗で回収し、植木鉢へとリサイクルする取り組み。回収対象は「マイルドクレンジングオイル」、「ピュアモイスト泡洗顔料」、「無添加スキンケア」各ラインの計21品目です。販売数が多く、リサイクルに適しているPET素材を用いた製品です。横浜関内店、横浜西口店などファンケルの計9店舗に、専用の回収ボックスを設置。

使用済みの容器を1回持参するごとに、マイルドクレンジングオイルをデザインしたシードペーパーをプレゼントし、消費者の積極的な参加を呼びかける仕組みも。シードペーパーとは、紙ゴミとなった古紙を再生してさまざまな花の種をすき込み、水につけてまくことで土に戻る、環境にやさしいリサイクルペーパーのことです。

容器をリサイクルして作った植木鉢は、ファンケルの本社がある横浜市が毎年主催している「ガーデンネックレス横浜」に寄贈されます。「ガーデンネックレス横浜」は、横浜の市民や企業、行政などが連携し、花・緑・農・水のある豊かな自然環境をつくる取り組みで、毎年3月下旬から6月上旬に開催。2022年の開催時には、今回寄贈した植木鉢を活用することで、地域貢献にもつなげていく見通しです。

さらにファンケルでは、2021年1月より全従業員がオフィスや家庭のエコに取り組む「グリーンチャレンジ」を実施。リサイクルプログラムはその一環で、従業員が消費者と一体となって取り組めるという点もポイントです。また、回収した容器の洗浄は、商品包装などを手がけ、障がい者雇用を推進する特例子会社『ファンケルスマイル』が担当するなど、独自のスキームで実施。消費者とともに活動しながら、従業員がもつ環境に対する意識の向上をはかることがねらいです。

目標は、回収店舗における対象製品の販売数に対して、約20%の容器を回収すること。回収店舗を拡大することで、いっそう環境に貢献していくとしています。

>>取材協力『株式会社ファンケル』

3.P&Gジャパン合同会社丨リサイクル可能な(※1)詰め替えエコパウチ&再利用可能なアルミボトル誕生(2021年10月)

世界最大の日用消費財メーカーである『P&G』。グローバル企業として衣料用や台所の洗剤、消臭・芳香剤、紙おむつなど、さまざまな製品を世界中の人々に提供しています。

そんなP&Gでは、グループ世界共通の長期ビジョンとして「Ambition2030」を掲げ、2030年までの目標達成に向けて、多岐にわたるサステナビリティ活動を進めています。

なかでもヘアケアカテゴリーでは、「責任を果たすP&Gビューティ」というミッションにおいて、「2030年までにヘアケア製品のパッケージを100%リサイクル・再利用可能にし、2025年までに再生素材ではない新品のプラスチック(バージン・プラスチック)を50%削減する(※2)」ことを宣言。取り組みの一環として、2021年秋にはリサイクル可能な(※1)単一素材の「詰め替えECOPOUCH™」と、アルミボトルが発売されました。

10年以上の研究開発期間を経てついに実現。リサイクル可能な (※1) 詰め替えエコパウチ

洗剤やシャンプーなどの“詰め替え”文化が定着している日本。P&Gでもヘアケア製品の詰め替えパウチはおなじみです。

従来の詰め替え用パウチのパッケージは、複数の素材を組み合わせて作られています。リサイクル後に再生できる二次製品も限定的で汎用性が低く、リサイクルしづらいため焼却廃棄されることがほとんどでした。そこで、同社ではリサイクルしやすいパッケージの開発に着手。ところが、一つの素材のみを使ったパッケージは耐久性や安定性が低く、外気や空気中の水分を遮断するバリア性を十分に保つことが難しいとされてきました。

こうして10年以上の開発期間をかけて完成したのが、ポリエチレンベースのフィルム素材のみを用いた「詰め替えECOPOUCH™」。リサイクル後の二次製品への影響を考慮し、通常の詰め替え用パッケージに多用されるメタリックインクを使用せず、白を基調としたデザインに仕上げている点もポイントです。さらに今回のパッケージ変更にともない、従来のプラスチックボトルと比べてプラスチック使用量を約60%削減(※3)新品のプラスチック(バージン・プラスチック)の生産を回避することにも寄与しています。

繰り返し愛用できる、耐久性抜群のアルミボトル

新たにヘアケア製品の容器として採用されたのが、「アルミボトル」。ボトル本体に特殊なコート剤を加工したことで、湿気の多いバスルームでも長期にわたって使用できるほどの耐久性の高さと、品質の劣化を感じさせない安定性を実現。中身を詰め替えれば、再利用が可能です。アルミニウムを採用することによって、従来のプラスチックボトルに比べてプラスチック使用量を大幅に削減できる点も、環境にやさしいポイントです。

ボトルに描かれているのは、環境汚染のない海で泳ぐ女性の姿。このイラストには、環境に貢献することで、美しい髪と美しい海のいずれにも貢献したいというパンテーンのブランド理念に基づくメッセージが込められています。

>>取材協力『P&Gジャパン合同会社』

(※1)使用後の容器を指定の回収ボックス経由で適切に回収された場合
(※2)2017年1月から12月に生産されたプラスチック総量との比較
(※3)パンテーンボトル1mlおよび1g当たりの重量に基づく比較

4.日清食品株式会社丨「カップヌードル」に新形状のフタ「Wタブ」採用(2021年6月)

インスタントラーメンのパイオニアであり、世界的にも名を馳せる『日清食品グループ』。「EARTH FOOD CREATOR」をグループ理念に掲げ、人々を「食」の楽しみや喜びで満たすことを通じ、社会や地球に貢献することを目指しています。

そして、環境・社会課題を解決する製品の開発を推進していくことを使命とし、代表取締役社長・CEO自らが委員長となる「サステナビリティ委員会」を設け、持続可能な社会の実現に努めています。特に力を入れているのが、製品のライフサイクルを通じた環境負荷の低減。2030年度までの環境戦略「EARTH FOOD CHALLENGE 2030」で掲げた目標に沿って、さまざまな取り組みを進めています。

そんななか、同グループを代表する『日清食品』が2019年から進めているのが「カップヌードル DO IT NOW!」プロジェクト。「地球と人の未来のためにすべきこと、できることに今すぐ取り組んでいく」をコンセプトに、環境に配慮した「RSPO認証パーム油」の導入や、人々の健康のために糖質を50%に減らした商品の開発などを行ってきました。

プラスチック製のシールを廃止。発売後初めてフタの形をリニューアル

1971年に日清食品が発売した世界初のカップ麺「カップヌードル」。今年で発売50周年を迎えた、インスタントラーメンのNO.1ブランドであり、世界各国で愛されています。

廃プラスチックによる環境への影響が問題視されている昨今。同社では環境負荷の軽減を目的に、「カップヌードル」に付属されたプラスチック製の「フタ止めシール」を廃止しました。フタ止めシールとは、カップヌードルのカップの底に付けられていた小さなシールのこと。お湯を注いで待つ間に、フタが開いてしまわないように留める役割がありました。これを廃止することで、プラスチック原料の使用量を年間で33トン削減でき、環境負荷の軽減につなげられます。

フタをしっかりと留めるために、レギュラーサイズの「カップヌードル」に採用したのが、開け口を2つに増やした新形状のフタ「Wタブ」。2021年6月より、順次切り替えが進められています。フタの形が変わるのはカップヌードルの発売以来、初めてのことです。

さらに、フタを開けると裏面には猫の顔が描かれており、2つのタブが耳になるというユニークな仕掛けも。発売50年を機に大きく生まれ変わった「カップヌードル」。これからも環境に配慮しながら進化させ続けていくことを、同社は宣言しています。

>>取材協力『日清食品株式会社』

5.アサヒビール株式会社丨6缶パックの紙の面積を削減「エコパック」初登場(2021年10月)

『アサヒビール』『アサヒ飲料』『アサヒグループ食品』などの複数の事業会社を傘下に持つ、『アサヒグループホールディングス』。「アサヒグループ環境ビジョン 2050」を策定し、「気候変動への対応」「持続可能な資源利用」「微生物・発酵技術の活用」「プロセスイノベーション」の4つのテーマを柱として、事業成長とともに持続可能な社会の実現を目指しています。

4つのテーマの中でも、環境に配慮した容器・包装資材への取り組みについて、国内ではアサヒビールが国産最軽量の202径缶蓋やアルミ缶、取っ手付き4LPETボトルをサプライヤーと共同開発してきました。海外ではオランダの『Grolsch』が、缶のまとめパック商品で環境に配慮したプラスチック不使用の包装資材「トップクリップ」を導入しています。

今回、アサヒビールが日本で初めて採用したのが、6缶パックの包装による紙の使用量を大幅に削減した新資材「エコパック」。2021年10月19日より、テスト販売がスタートしました。

缶の上部のみを覆う画期的な新素材「エコパック」。2023年以降、本格展開へ

1995年に6缶パックを採用して以来、2006年には使用する台紙を薄くすることに成功。また、2016年には紙の固定方法を変更することで紙面積を縮小するなど、資材の軽量化を意欲的に進めてきました。

今回、国内初採用を叶えた「エコパック」は、缶の上部のみを固定する紙資材。従来使用していた全体を包む形の6パック資材と比べ、350mlの6缶パックで77%500mlの6缶パックで81%と紙の面積を大幅に削減できます。

紙の重量においても、缶350mlの6缶パックで65%、缶500mlの6缶パックで73%の削減を実現。アサヒビールが製造する6缶パックの製品すべてを「エコパック」に切り替えた場合、紙の年間使用量は約8800トン資材製造にともなうCO2排出量を7400トン削減できることが見込まれます。

年間で約4.6億枚もの6缶パック資材を扱い、環境負荷の低減を課題としてきたアサヒビール。まずは、看板ブランドである「アサヒスーパードライ」の資材を「エコパック」に変更し、全国のスーパーなどでテスト展開。その結果を踏まえて、2023年以降さらに幅広く流通させるとともに、他のブランドでも採用するなど、本格展開を目指していくとしています。

>>取材協力『アサヒビール株式会社』

6.サントリー食品インターナショナル株式会社丨「またあえるボトル」プロジェクトを加速(2021年4月)

2012年に国内清涼飲料業界で初めてリサイクル素材100%のペットボトルを導入した『サントリー』。その後も、従来よりもCO2の排出量を低減する世界初の「FtoPダイレクトリサイクル技術」を開発するなど、積極的に「ボトルtoボトル」による水平リサイクルを実用化・推進してきました。

水平リサイクルとは、使用済み製品を原料として、同一種類の製品につくりかえるリサイクルのこと。2019年に同社が策定した「プラスチック基本方針」では、2030年までに販売予定のすべてのペットボトル製品に、リサイクル素材または植物由来素材を用いるという目標を掲げ、その達成に向けて年々順調な成果を上げています。

「やさしい麦茶」が「またあえるボトル」にリニューアル

水平リサイクルできるペットボトルを「つくる」、そして水平リサイクルしたものを再び「つかう」ということにおいて、業界をリードし続けてきたサントリー。良質な使用済みペットボトルを「あつめる」、そしてリサイクルの必要性を消費者に「つたえる」活動を、「またあえるボトル」プロジェクトとして強化していくことを明言しています。

「またあえるボトル」とは、サイクル素材や植物由来素材を100%使用した、サステナブルなペットボトルのことです。このプロジェクトの一環として、2021年4月13日、パッケージをリサイクル素材100%にリニューアルした「GREEN DA・KA・RA やさしい麦茶」を全国発売。これにより、化石由来原料から新たにつくられるプラスチックを約4500トンCO2排出量を約6200トン削減できる見込みです。

商品ラベルに「またあえるボトル」ロゴマークを記載している点もポイントです。キャップの部分を紳士のハットに見立てたロゴマークは、「またね」と手を振っているようなシーンを連想。サステナブルで穏やかなイメージを感じさせ、リサイクル活動を象徴するデザインとなっています。

>>取材協力『サントリー食品インターナショナル株式会社』

7.株式会社良品計画丨ペットボトルをアルミ缶に切り替え&「水プロジェクト」拡大(2021年4月)

日本及び世界各国で「無印良品」を展開する『良品計画』。ものづくりの基本となる考え方は、1980年のブランド創生から変わっていません。「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」を大切にすること。3つの観点から、地球資源の循環化、そして廃棄物の削減を推し進めることで、消費者にとって暮らしの役に立つことを目指してきました。

なかでも、プラスチックごみを削減するための活動に尽力。「PET素材回収リサイクル」をはじめ、プラスチック製ショッピングバッグの廃止やマイバッグ持参の推進、パッケージ素材・陳列素材の見直しなどに、先進的に取り組んできました。

こうしたサステナブルな企業活動の取り組みの一環として、2021年4月23日よりドリンクのパッケージをペットボトルからアルミ缶に切り替えて販売。また、「水」を起点としたサステナブルな取り組み「みずから、はじめよう」プロジェクトも推進する同社では、無印良品の店内に設置される給水機を活用した給水サービスの拡大も進めています。

ペットボトルをリサイクルしやすいアルミ缶へ切り替え

持続的な社会に向けて、これまでの取り組みに続いて同社が着手したのが、飲料全般のボトルを、循環型資源であるアルミ素材に切り替えること。無印良品店舗で販売している全12種類のドリンクが対象です。

アルミ缶は、日本国内のリサイクル率が約98%。さらに使用済みのアルミ缶から同一素材のアルミ缶につくりかえる水平リサイクル率も約70%と高く、繰り返しリサイクルが可能です。省エネルギー効果も高く、再生アルミニウムは未加工の原材料(バージン素材)からアルミニウムをつくるのと比較して、97%のエネルギーを削減できます。さらに、アルミ缶のボトルは遮光性に優れ、透過を抑えられるために酸化や色褪せが防げる点もポイント。賞味期間を延長でき、フードロスを減らすことにもつなげられるというわけです。

「水」からはじまるサステナブルな取り組みを推進

「みずから、はじめよう。」と題したプロジェクトを進める同社。プラスチックごみ削減への取り組みとして、無印良品の店内で行っている無料の給水サービスは、2020年7月に113店舗でスタート。2021年12月末までに、国内の全店舗である460店舗への導入を予定しています。

あわせてスタートした、給水できる場所を知らせてくれる「水」アプリは13万5000ダウンロード(2021年4月22日現在)を達成。アプリを通じて日常に楽しく給水を取り入れることができ、利用者数や給水量を計算すると約20万本ものペットボトルごみの削減につながったことに。さらには利用者の要望に応え、無印良品の店舗以外に、他企業や地方自治体へも給水機導入するなど、「水」を起点とした取り組みを開始しています。

>>取材協力『株式会社良品計画』

8.SDGsへの注目が集まった2021年。2022年も企業のさまざまな取り組みに注目

持続可能なものづくりを目指す7社の取り組み、いかがでしたでしょうか。

世界的な課題となっているプラスチックごみ問題の解決に貢献しようとする企業は多く、プラスチック容器をアルミボトルに変えたり、ペットボトルのリサイクルを加速させたりする動きが目立ちます。なかには、リサイクル可能なパッケージ素材を10年以上かけて開発したという企業も。脱プラスチックや省資源化などを進めることで持続可能な社会に貢献するべく、各企業が技術力はもちろん、消費者の共感や賛同を得るためのアイデアやクリエイティビティ、ともに目標を達成していくためのリーダーシップや“巻き込み力”を発揮しているのも印象的です。

サステナブルであることは、利益を圧迫するのではないかという懸念もあるかもしれません。しかし、企業のもつさまざまな力を活用することで、持続可能な地球環境を創造していくと同時に、企業としてさらなる成長を叶え、企業価値を向上していくこともできるはずです。

これまでの消費社会から持続可能な社会へといよいよ本格的に舵が切られつつある時代。社会課題に本気で取り組まない企業の商品は、消費者の選択肢に上がらなくなっていくことも考えられます。社会課題をどのように自社のものづくりに結び付けると効果的なのか。ぜひ、ご紹介した企業の取り組みを参考にしてみてください。

コメント一覧
  • カップヌードルの蓋、サステナブルで可愛くなって最高ですね。

    2021.12.23

    ハドソン 様

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