【制作秘話】業界初!コーヒー粉・麦わらを再利用した、珍しいエコクリアボトルの制作裏に密着

2024/06/05

 現在、社会ではSDGsの取り組みが活発的に行われ、日本でも「持続可能な社会」の意識が高まりつつあります。その背景には資源の使いすぎという問題が隠れており、通説だと1年間の日本の消費資源は生産資源の170%を上回っているというのです。このような現状から、政府もSDGsへの対応を急務としています。

 そこで、巷では「人々にとって身近で始めやすい」マイボトルを導入する企業が増加しています。例えば、港区にあるホテルでは2022年より、浄水型ウォーターサーバーを設置。さらに客室利用やお持ち帰りができるように、ロゴ入りオリジナルエコボトルの販売まで実施しています。他にも、「第3の場所」を売りにしているコーヒーカフェでは、2024年1月下旬にマイタンブラーを使用したプロジェクトが始動しました。持参したタンブラーにドリンクを入れることで、プラスチックの使用を減らす取り組みです。また、マイボトル利用の推進は企業だけでなく、自治体など市町村単位でも盛り上がりを見せています。

 このようにSDGs需要が高まる中、一気通貫体制を強みとして200社以上のサステナブルなオリジナルグッズを制作してきた当社だからこそ、マイボトルという社会ニーズとサステナブルをさらに掛け合わせられないかと検討。その結果、2024年2月に、「コーヒー粉・麦わらを再利用したクリアボトル」を開発・発売するに至りました。

商品URL:https://sus.i-goods.co.jp/amenity/clear-bottle

コーヒー粉・麦わらを使用したクリアボトル

今回は、業界に珍しいクリアボトルの開発秘話について、制作担当者に迫ります。

コーヒー粉・麦わらの地球に優しい一面

本日はよろしくお願いします!
早速ですが、今回開発したボトルについて、ご紹介いただけますでしょうか。

こちらは、蓋とストッパー部分にコーヒー粉/麦わらを10〜15%程度使用し、プラスチック使用量を削減したエコなクリアボトルです。エコ素材として珍しいコーヒー粉と麦わらを活用することで、サステナブルな取り組みに貢献します。

つぶつぶとした素材感が特徴
コーヒー粉と麦わら素材

具体的に2つの素材の何がエコなのでしょうか?

コーヒー粉も麦わらも、プラスチックの使用量を削減できる点がエコです。プラスチックの使用量を削減することで、温室効果ガスの生成抑制が期待できます。他にも、コーヒー粉や麦わらは、年間廃棄量が多い傾向にあるのです。それらを再利用することで、大量廃棄を軽減出来ることもエコと言われる所以です。

なるほど。この素材に着目した理由は何だったのでしょうか。

理由は3つあります。
1つ目は、私たちにとって身近な素材であることです。
やはり、聞いたことのない難しい素材よりも、身近な素材の方が「エコな活動に貢献している」と実感しやすいと考え、コーヒー粉と麦わらの再利用を決めました。

2つ目は大量に廃棄される素材であることです。
最初にお話しした通り、コーヒ粉は抽出後にカスとして出るゴミの大量廃棄が問題視されています。麦わらも収穫できない部分の焼却が禁止されているため、使い道が制限されています。これら素材を再利用することで、2素材の廃棄量の削減を望めることが着目した大きな理由です。

3つ目は、プラスチックとの相性がよく、製品の完成度が高いことです。
コーヒー粉と麦わらはつぶつぶとした素材感を感じられるデザインがプラスチックと相性よく、仕上がりはマットで、上品な風合いでした。当社は「エコで上質な製品」の制作にこだわっているため、高級感の出る見た目もこの2素材を選んだ理由の1つです。

素材感を活かした上品なクリアボトルが完成

実は業界初!コーヒー粉/麦わらを活用する上での壁

業界初の事例だからこそ、実は大変だったエピソードはありますか?

エコ素材を使用しつつも、耐熱性を高く保つことが大変でした。当初はお客様から温かい飲み物にも対応できる耐熱100度のクリアボトルを要望されていましたが、エコ素材は自然由来成分のため耐熱温度がどうしても低くなってしまいます。そこで含有量を数回にわたり、かなり細かく調整を重ねた結果、10〜15%程度の活用に留めることで、市場にはあまり見られない、耐熱温度100度をクリアした製品が叶いました。

他に工夫したことはありますか?

サイズです。事前にクリアボトルの市場調査を重ねて、季節や使用する年齢によって必要とするサイズが異なることを知りました。とくに小さいお子様を持つ主婦層やシニア層に小さいサイズの需要が高く、そういった方々の希望するサイズに合わせるため実際に製造と改良を繰り返し、理想のサイズを追求しました。そして出来上がったのが500mlと350mlのサイズです。

500mlと350mlのサイズ展開

当製品は、回転シルク印刷を活用し、筒状全面にお好みの印刷が可能です。オリジナル性の高さもおすすめのポイントです。

印刷可能範囲

使い勝手抜群!日常の活用例を紹介

 製造の過程で、新しい挑戦と制作担当者の熱意により完成したクリアボトル。ここでは、クリアボトルの導入事例とおすすめの使用シーンをご紹介します。

エコ素材を活用したクリアボトルの反響はいかがでしたか。

そうですね。展示会出展の際に、初めてお披露目したのですが、通りすがる方によく手に取っていただけました。エコ素材が珍しく目に入ってきたようです。

盛り上がりを見せた展示会

実際にどういう企業様に購入いただくことが多いですか?

ホテル旅館での導入が多い傾向にあります。というのも、SDGsの取り組みにより、客室内にペットボトルを置くのではなく、ウォーターサーバーを導入してボトルやカップを提供するホテルが増えてきているようです。実際、「せっかくウォーターサーバーを導入するなら、提供カップもこだわりを持ちたい」など、カップに対するご要望をいただくことが多いです。

ホテルで導入が増えているクリアボトルとカップ
お持ち帰りいただき日常で使っていただくケースも

ホテル業界以外にどのような場面で使われますか。

いくつかあると思いますが、クリアボトルは夏に合うノベルティなのでフェス運営会社様に活用いただけると思います。ロゴの印刷が可能であるため、各アーティスト様の名入れをして販売いただけるかと思います。

確かにぴったりですね!幅広い年代の方にご利用いただけそうですし、効果的かもしれませんね。

そうなんです。あとは、学校様で「タンブラーを卒業記念品として使用したい」というお声もありました。見た目がおしゃれかつ、長く愛用できるため、年代問わず、記念品として活用いただくケースもございます。

地球に優しい商品を作り、選ぶ。生産者 / 消費者としての責任を

 世の中の環境に対する意識は高くある今、「エコに貢献したいけれど手を出しにくい。何から始めればいいかわからない」そう思う人も少なくないでしょう。何か大それたことをしようとするとハードルが高く感じることもありますが、例えばホテルに宿泊し、マイボトル化したことで知らぬ間に消費者もエコを促進していたーーこのように私たち提供側が一工夫をすることで、知らず知らずの行動が、やがて大きな社会貢献へとつながることもあるのではないでしょうか。

 持続可能な社会を実現可能にするため、飲料の提供を行っている企業様は自社・自施設でもマイボトル化の活動ができないか、この機会に振り返ってみてください。

コメント一覧
  • 蓋がコーヒーというのはとてもめずらしいですね。

    2024.06.07

    ハドソン 様

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