【宿泊施設様向け】客室スリッパはオリジナルで作る時代!形状・素材を徹底解説
2024/07/20 (更新日:2024/11/15)
1.客室用スリッパを「オリジナルで」制作し、ブランディングへ貢献
「お客様満足度をあげたい」ーーーホテル・旅館を営む多くの企業が、常によりよいサービス提供を叶える施策を考えているのではないでしょうか。宿泊利用者により快適に過ごしていただくための方法は、製品・サービスの充実や接客の工夫などさまざまありますが、“よりこだわった”アメニティに変えてみることも一つの手段です。アメニティに「使い勝手がよくストレスフリーな機能性」「客室雰囲気をランクアップさせる上質なデザイン」等を取り入れることで、差別化が図れます。
今回はアメニティの中でも、素材や仕様など個性豊かに表現できるスリッパに着目。自社ならではのオリジナルスリッパを制作する上でのポイントをご紹介します。
2.オリジナルスリッパを制作する上でのアイデア
オリジナルスリッパを制作する上で、素材や形状、ソールなど、カスタマイズできる範囲はさまざまに存在します。ここからは、実際にオリジナルスリッパを制作する順番に合わせ、検討すべき要素を説明します。
スリッパ制作で検討すべき要素
- 素材
- ソール
- 形状
- デザイン
STEP1.素材を選ぶ
素材は見た目を大きく左右するポイントであるため、よく検討しなければならない要素の1つです。
パイル地
パイルとは繊維を丸くループ状に織ってできた生地のこと。素材感はタオル生地を想像するとイメージしやすく、包み込むような柔らかな肌触りに加え、吸水性に富んでいます。汗をかいてもムレやベタつきを感じさせないため、夏におすすめです。
キャンバスコットン
スニーカーなどにも使われるほど、丈夫さが特徴のキャンバスコットン。 麻とコットンでつくられた自然由来の見た目は、ひと目で環境に優しいスリッパだとわかります。涼しげな印象があるため、夏の暑い時期に向いている素材です。
(SUSPRO調査隊コメント)
上記2素材は使い勝手がよく柔らかい雰囲気を持つので「和のテイストや家族向け」のホテル・旅館様におすすめです。
サンゴマイヤー
サンゴマイヤーは表面に細やかな毛が立つ起毛素材のため、触り心地がよく温かみを感じさせる素材。冬の時期におすすめで、1本1本の毛の柔らかさが高級感を演出します。通常のボアよりも細いため、風合いが格段に柔らかいのがサンゴマイヤーならではの特徴です。
コーラルフリース
コーラルとは、英語で珊瑚という意味。その名の通り、生きている珊瑚のように柔らかい肌触りが特徴です。毛玉や摩擦が起こりにくく、型崩れしにくいため、連続して宿泊する方も快適に過ごせます。吸水性は綿の3倍であり、バスローブの素材として使用されることもあります。
(SUSPRO調査隊コメント)
上記2素材は、スリッパにしては毛先が長く繊細な生地で高級感がありますね。スイートルームや高級ホテルで映えるスリッパです。
再生PET
再生PETは使用済みペットボトルを原料として作られた繊維で、軽くて丈夫です。スリッパ素材としては珍しく、かつエコ素材の中では安価に制作できます。そのため手軽に環境に配慮した制作が実現できます。
マイクロファイバー
再生ポリエステルと同様、合成繊維を使った素材。大きな違いとして極細繊維でポリエステルよりも吸収性に優れています。また速乾性が高いことから雑菌が繁殖しにくい側面もあり、気になる足のニオイを発生させません。
(SUSPRO調査隊コメント)
上記2素材は機能性に優れておりスリッパ素材としての活用も珍しいため、導入するだけで印象に残りやすいです。スイートルームと差別化するために、一般客室に取り入れる施設が多いです。
不織布
繊維を集めて接着させた生地。不織布は繊維内に小さな穴が多数空いているため、通気性、吸水性が高いという特徴があります。季節問わず使えるため、通年で同じスリッパを提供したいホテルにおすすめです。また、裁断部分からのほつれが少なく、不良品が出にくい点も魅力の1つです。
ジュートコットン
ジュート(麻)とコットンを織り交ぜた生地。自然由来の柔らかい印象がおしゃれです。目網の繊維は通気性に優れており、涼しさを感じさせます。またジュートは焼却処分しても有害物質が発生することがなく、環境への負担が少ないことからエコ素材として扱われています。
(SUSPRO調査隊コメント)
この2素材は他と比べてもシンプル。価格が他素材より安いことから消費の多い一般の客室用や大型ホテルと相性がよさそうです。
STEP2.ソールを選ぶ
オリジナル制作できるのは、本体表面だけではありません。ここではソール素材も一部紹介します。
EVA
一般的にソールに使用されているEVA素材。軽くてゴムのような弾力性があることが特徴です。長時間利用しても疲れにくいため、バスマットや子供用のおもちゃなどにも使われています。
(SUSPRO調査隊コメント)
EVAのソールを曲げてみたら、こんなにも曲がり、弾力があることがわかります。階段の多いホテルや温泉が離れている施設などでこのスリッパを履きたいです!
コルク
ボトル栓用のコルク屑でできたソール。目に見えてわかるエコなのが最大の特徴です。また摩擦に強く、滑りにくいため転ぶ心配もありません。
(SUSPRO調査隊コメント)
コルク屑のソールは、そこまで曲がらないことが判明しました。弾力性が高いEVAと比べると、固くしっかりした素材です。
麦わら
麦の穂を落とした茎を再利用した麦わら素材。天然素材なので、プラスチック使用量を抑えるエコな側面があります。エコ素材は価格が高くなりがちですが、コルク屑よりも価格が安価です。麦わらと合成繊維を練り込んだ素材は崩れにくい構造のため、EVAに匹敵する耐久性があります。
(SUSPRO調査隊コメント)
麦わらのソールをよく見てみると、細かな繊維が多くあり天然素材を感じられます。エコと耐久性のバランスがよく、どちらも訴求したい方向けのソールです。
STEP3.形状を選ぶ
子供から大人まで使用するスリッパ。最近の外国人宿泊客の増加傾向を鑑みても、あらゆる仕様のスリッパを揃える必要があります。
前開き
つま先が開いている形状。1つで、多様な足のサイズに対応できるため、複数サイズを揃える必要がありません。足のサイズ幅が大きい外国人観光客に人気のホテルで活躍するでしょう。また中にホコリが溜まりにくく、汗や蒸れなどの不快感が気になりません。足を清潔に保てることも大きな利点です。
前閉じ
先端まで覆う形状。つま先部分が閉じていることで足にフィットし、歩く際のズレが気にならない仕様です。転倒が不安なお年寄りの方や小さなお子様が宿泊するファミリー向け宿泊施設におすすめです。
STEP4.デザインを選ぶ
ホテルのロゴや、イラストを入れたデザインは鉄板です。製品全面・パッケージすべてオリジナルデザインにすれば他ホテルと差別化できること間違いありません。
全面印刷
甲表部分からソールまで全面的にデザインできます。甲表部分と中敷部分、それぞれ違うデザインを施せるため、開業記念ノベルティなど“オリジナリティ”をより求められるシーンで取り入れる企業様が多いです。全面にロゴを描いたり、部分のみデザインにすることも可能。一部分の印刷より目立つため、宿泊利用者様の印象に残ることは間違いありません。
※素材によっては全面印刷が難しいものもございます。
ワンポイント印刷
ホテルロゴをシンプルに印刷し、上質な雰囲気を醸成するのも人気。宿泊施設のスリッパとしてはこの印刷方法が最も一般的です。ロゴのみのデザインだと、全面に比べて安価に制作できます。価格とオリジナリティのバランスがとれたデザイン方法です。
刺繍
平面的なデザインと比較し、立体的に文字や図柄を表現できる刺繍。印刷では出せない凹凸が、特別感や高級感を演出します。加えて耐久性が高く、ほつれる心配もありません。スイートルーム用のスリッパ、周年記念ノベルティなど、スリッパ1つ1つにオリジナリティを出したい、こだわりを持ったホテル様におすすめです。
3.「スリッパ巾着」で更なるオリジナリティを演出
オリジナルスリッパの他にも巾着などをセットで提供することで客室の上質感をうみ出せます。
たとえば弊社オリジナルエコアメニティ・備品を提供しているSUSPROブランドでは、「ペットボトル再利用巾着」「スリッパ用コットン巾着」の2種類を展開しており、どちらもスリッパがすっぽり入るサイズ。巾着はお持ち帰りも可能なので、旅のちょっとした便利グッズとして喜んでいただけるでしょう。
4.SUSPROでは予算・コンセプトに応じて、完全特注でオリジナルスリッパを制作できる!
ここまでオリジナルスリッパの検討ポイントを解説しました。スリッパはお客様が館内で常に着用する備品の1つ。細かい部分にまでこだわりを持つことで、至福の宿泊体験を提供できます。その結果、「また泊まりたい」というリピート客増加やホテルブランド自体のファン化につながるでしょう。
SUSPROでは、素材・厚み・形状・デザインをカスタマイズできるオリジナルスリッパ制作サービスを展開中。「オリジナルスリッパに興味がある」「どのようなデザイン・形状がよいか相談したい」「お客様満足度を高めるためのグッズを制作したい」など、少しでもご興味がある方はSUSPROまでお問い合わせください。
・SUSPRO公式ページ
https://sus.i-goods.co.jp/amenity/fulloriginal/slipper
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