【ビジネス向け解説】サステナブルとは?意味や企業の取り組み事例を紹介

2021/10/28 (更新日:2024/09/30)

【ビジネス向け解説】サステナブルとは?意味や企業の取り組み事例を紹介

「人間・社会・地球環境の持続可能な発展」を意味する、サステナブル(Sustainable)。

現在、世界中の人々が共通の目標として取り組みを進めているサステナブルな社会の実現。しかし、その実現は容易なものではなく、企業や個人それぞれが数多くの社会問題に向き合う必要があります。

サステナブルという言葉に対し、「環境問題だけのことを指している」という誤った捉え方や、「ビジネス視点での重要性はあまりわからない」「SDGs・ESGに関わるとは理解できているが、自社への落とし込み方が不明」など、ふわっとしたイメージを抱いたままの方も多いのではないでしょうか?今回の記事では「サステナブル」の意味を詳しく解説していき、さまざまな企業の先進事例を参考にしながら、「サステナブルとビジネスをどう関連付けていくか」について考えたいと思います。

1.SDGs・ESGとの関連性は?サステナブルな社会に向けた目標

1.SDGs・ESGとの関連性は?サステナブルな社会に向けた目標
SDGS・ESGとサステナブルの関連について 作成:アイグッズ

そもそもサステナブルを、「エコ」「リサイクル」「エシカル」などの言葉と同じような意味として理解していることはありませんか?

サステナブルはそれらの言葉とは明確に異なり、人間・社会・自然環境などスケールの大きなものから、食品や日用品といった身近なものまで幅広く使われる考え。大手企業ではすでに推進されている「SDGs」「ESGs」と密接に関わり、ビジネスパーソンとしてはもちろん、地球に生きる一個人としてもサステナブルの意味を正しく理解しておく必要があるでしょう

まずは、サステナブルという言葉が、なぜビジネスにおける重要なキーワードとして捉えられているのかを整理していきましょう。そのうえで、SDGs・ESGという2つの関わりについて深く解説していきます。

ビジネスにおいてサステナブルはなぜ重要なのか

現在、地球上の人々が共通の目標として取り組みを進めているサステナブルな世界。それは、自然環境や生態系を壊すことなく、限りある資源を未来の世代まで残し、豊かで平和な暮らしが続けられる社会のことです。

これらの取り組みは一部の人だけで実現できるものではなく、ましてや一朝一夕で成果が出る問題ではないのが現実です。まずは従来続けていた経済活動を見直し、「環境問題」「労働問題」「貧困問題」といった数多くの社会課題に向き合う必要があります。

現在、問題視されている社会課題の例

■SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」/2-3.限定的な女性の意思決定プロセスへの参画

例えば、政治分野における女性の意思決定プロセスへの参加を考えるにあたり、国会における女性議員の比率は1つの重要な指標となります。世界平均では 2018年6月時点の女性国会議員の比率は23.8%となっており、その割合はいまだに低いものの1997年1月時点の11.7%と比較すると増加傾向にあるといえます。

しかしながら、地域間では大きな違いが見られ、北欧諸国(41.4%)、米州(28.9%)、北欧を除く欧州安全保障協力機構加盟国(26.3%)が平均値を引き上げている一方で、アジア(19.8%)、アラブ諸国(18%)、太平洋諸国(15.6%)においては大きな遅れがみられます。日本も後者における例外ではなく、2018年6月時点での女性国会議員比率は世界193か国中158位であり、その値はわずか13.7%に留まっています。

[出典:国際開発センター「ジェンダー平等を実現しよう」,2018]

■SDGsの目標1「貧困をなくそう」/2-2.日本の貧困

2015年の国民生活基礎調査によると、同年の日本の相対的貧困ラインは、年収122万円、貧困率は15.6%でした。2012年と比較すると、0.5ポイント低下しました。子どもの貧困率も、16.3%から13.9%に2.4ポイント改善しました。

しかし、貧困ラインは1997年の149万円をピークに下降しています。日本は、OECD加盟37カ国中、7番目に貧困率が高い国です(2012年データ)。

[出典:国際開発センター「貧困をなくそう」,2018]

ほんの一部の問題だけを見ても、従来のような消費型の経済活動や社会のあり方を続けていては、持続可能な未来は遠のいてしまうことが分かるでしょう。そこで世界の諸問題の改善・解決のために生まれた目標・考え方が、「SDGs」と「ESG」。この2つは互いに影響し合い、動き始めると互いに好循環を生み出す歯車のような存在です。どちらが欠けてもサステナブルには結びつかない、必要不可欠なものです。

ここからはさらに一歩踏み込んで、SDGs・ESGにおいて、サステナブルがどのように捉えられているかを考えていきましょう。

サステナブルとSDGs

サステナブルとSDGs

もはや言わずもがなですが、SDGs(エス・ディー・ジーズ)とはSustainable Development Goals を複数形にした略で、日本語では「持続可能な開発目標」と訳されます。この“持続可能な”という部分がまさにサステナブルを意味し、自然環境を破壊することなく、資源を枯渇させることなく、豊かで平和に暮らしていける世界を指します。

持続可能な社会にするために、2030年を達成年限として、環境、経済、社会における17の目標が定められ、目標達成のための169のターゲットが提示されています。

地球上の人々や自然が抱えている問題、例えば経済格差から生まれる貧困、温暖化による自然災害、性による社会的地位の格差などを解決すべき内容をSDGsにて明文化し、誰もが目標として認識できるようにしました。 

すべての企業がSDGsに向かって取り組むことで持続的な発展を目指し、努力することこそサステナブルな社会へのアプローチなのです。

サステナブルとESG

サステナブルとESG

次に、サステナブルとESGの関係性を解説しましょう。

ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとった言葉。持続可能な世界の実現のために、企業の長期的成長に重要な観点として位置づけられています。

世界が抱えている問題は、経済活動によって引き起こされるものが多くあります。例えば、短いサイクルで消費される商品の大量生産・大量廃棄など。企業が利益のみを追い求めたことで「環境破壊」「健全ではない労働環境」「人や国、性別における不平等」といった問題を作り出しました。

今、企業が成長し続けるにはESGの考えに向き合うことは必要不可欠。消費者は、企業の製品やサービスそのものだけでなく、それらが社会や環境に配慮したものであるか、というところにも注視し始めています。もちろん、企業の姿勢に注目しているのは消費者だけではありません。

投資家にとって企業がESGを重視しているか否かは、企業の将来性や価値を見るうえで欠かせない情報となっています。企業の売り上げや利益などの数字の情報だけでは、投資に値するか、今後も持続可能なのかを判断できません。そこで、ESGが新たな評価基準として注目されているのです。

それを代表する考えが「ESG投資」。投資家は従来の財務情報だけでなく、環境・社会・ガバナンス要素も考慮して投資を行います。これは2006年に国連が提唱した、投資家と企業との関係性に責任投資原則=PRI(Principle for Responsible Investment)の方針で、近年主流化してきた投資の方法です。

投資家がESGを推進する企業に対して積極的に投資を行う傾向は年々大きくなっており、この流れを考慮し、投資対象から外されないためにも企業はESGに取り組みます。ESGを経営活動の一環に取り入れる(≒SDGsの達成に向けて取り組みを進める)ことで企業の社会的評価が上がり、消費者が商品を選ぶうえでの判断基準にもなり得るでしょう。すると業績とESG指標が上がり、さらに投資先として注目されるという、サステナブルな潮流が発生します。

サステナブルな社会、企業を目指す目標としてSDGsがあり、ESGはSDGsを実現するための地図、道筋と考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

2.そもそも、サステナブルとは?その意味を解説

2.そもそも、サステナブルとは?その意味を解説

ビジネスにおけるサステナブルの重要さが理解できたところで、次に言葉について理解を深めましょう。

サステナブルの基本情報

サステナブル(Sustainable)は直訳すると「維持可能な」「持ちこたえられる」という意味です。しかし、昨今では自然環境や社会、経済の持続可能性を示す概念として一般的に用いられるようになりました。

サステナブル、サスティナブル、サステイナブル

Sustainableをカタカナで表記する際、「サステナブル」「サスティナブル」「サステイナブル」と3つのパターンが見られます。

Sustainableは、持続するという意味の動詞「Sustain」に可能を示す「Able」がついた形容詞。「Sustain」の発音をカタカナで表すと「サステイン」が最も近いので、「Sustainable」を「サステイナブル」と表記するのが英語の発音に忠実な表記だと言えます。

しかし、国語辞典での表記は「サステナブル」と「サステイナブル」で二分されています。厳密に正解、不正解は定められていませんが、現在は「サステナブル」「サステイナブル」のどちらかで表すのが主流です

サステナブル×グッズ丨アイグッズ「SUSPRO」

サステナブル×グッズ丨アイグッズ「SUSPRO」

今ご覧いただいている「SUSPRO(サスプロ)」を運営する『アイグッズ株式会社』も、サステナブルな社会を目指す活動を推進しています。

アイグッズ株式会社は、百貨店外商・アパレル・化粧品・コンサート業界の販売用雑貨、ノベルティや製品用資材製造を主な事業とする会社。法人向けのサステナブルグッズ製作と自社オリジナル製品を販売する専門サイト「SUSPRO(サスプロ)」をリリースし、従来のノベルティやオリジナルグッズとは一線を画す製品を提案しています。

また多様なサステナブル素材、SDGsを考慮したサプライチェーンをそろえることで、企業におけるSDGsを「ものづくり」の観点からサポート。コーヒー粉から生まれた『SUS coffee』シリーズ、ココナッツ皮を使ったエコバッグ、間伐された竹を使用したアメニティなど、従来は廃棄されていた素材に命を吹き込み、サステナブルな循環を叶えています

>>リンク「アイグッズ株式会社 SUSPRO・オリジナルグッズ販売」

3.サステナブルとビジネスの関係(事例)

3.サステナブルとビジネスの関係(事例)

自然環境問題、労働環境問題、ジェンダー問題など、サステナブルに関わるニュースや情報があふれる今の時代、持続可能な商品開発やサービス展開、システム作りなどに取り組んでいない企業は流れに取り残されていると言っても過言ではありません。

取引先や金融機関だけでなく、消費者であり労働者である個人も、企業のサステナブルな取り組みに対する姿勢を厳しく見ている兆候も。遅れをとっている会社の商品は買わない、就職しない、投資の対象としない、などの動きも顕著です。

では、遅れを取らないために、具体的にどのような事柄に取り組めばよいのでしょうか。サステナブルを牽引する企業の取り組み事例を紹介します(事例は随時、更新)。

サステナブル×飲食丨​日本マクドナルド「持続可能な食材の調達」

サステナブル×飲食丨​日本マクドナルド「持続可能な食材の調達」

『日本マクドナルド株式会社』では、人・動物・環境・ビジネスにとって持続可能な食材の調達を推進。ビーフ、フィッシュ、パーム油、コーヒーが主な対象食材となっています。

世界最大級のビーフの買い手となるマクドナルドにとって、ビーフの持続可能な調達に向き合うことは大きな影響力を持ちます。日本マクドナルドのビーフパティはオーストラリア、ニュージーランド、アメリカ産の牛を使用。健全な牛の飼育、ビーフパティの加工・生産過程での環境配慮はもちろんのこと、動物の健康と福祉保護、農家と地域社会の生活向上も目指しています。

『フィレオフィッシュ』に使用する白身魚は「MSC CoC認証」を取得。「MSC」とは、持続可能な漁業で獲られた天然の水産物の証であり、CoC認証は加工・流通過程の管理に関する認証です。これにより「海のエコラベル」がフィレオフィッシュのパッケージに表示されています。

サステナブル×飲食丨​日本マクドナルド「持続可能な食材の調達」

他にも、パーム油やコーヒーにおいて、持続可能で環境や地域社会に配慮していると認証されたものを使用しています。

>>取材協力「日本マクドナルド」

※文章、画像は企業に掲載許可をいただいております。無断転載はご遠慮ください。

4.今後注目!サステナブル〇〇

今後サステナブルな活動はどのように動いていくのでしょうか。「サステナブルフード」「サステナブルファッション」など、近頃よく見聞きするワードについて解説します。

サステナブルファッション

サステナブルファッション

衣服の資源生産の段階から着用、廃棄に至るすべてのプロセスにおいて、将来にわたって持続可能であることを目指した取り組みのことを指します。衣服そのものやスタイルだけでなく、生態系を含む地球環境や関わる人・社会に配慮した取り組みのことも指す言葉です。

環境省の調査によると、2020年に日本で焼却・埋め立て処分される服の量は年間48万トン。大型トラックに換算すると毎日130台分もの服を焼却・埋め立て処分していることになるそうです。

環境省では「サステナブルファッション」について、国内での現状把握と生活者に向けた情報発信を推進。それらの取り組みをまとめたWEBサイトも公開されており、日々の暮らしに欠かせないファッションと向き合うことを啓発しています。

>>外部リンク「環境省・サステナブルファッション」

サステナブルフード

サステナブルフード

農業や食品産業では現在、本来食べられるにもかかわらず捨てられている食品を問題視した「食品ロス問題(フードロス問題)」が起きています。農林水産省の調査では日本でも1年間に約600万トン(2018年度推計値)の食料が廃棄の対象に。それらを背景に“食生活の持続可能性”を目指し生まれたひとつの考えが、サステナブルフードです。

サステナブルフードとは生産や加工、流通から消費後の処理に至るまでの過程で、環境への配慮がされている食料を指します。さらにゴミやフードロス問題という面も考慮し、持続的に得られる食料を開発する活動を指すことも。

大豆ミートをはじめとする食用肉に変わる代替肉、レインフォレストアライアンス認証」「国際フェアトレード認証を受けた農園で栽培されるコーヒー、適切な漁獲量の基準を満たした水産物に与えられるMSC認証もサステナブルフードの一環です。

サステナブル経営

サステナブル経営

サステナブル経営とは、「環境・社会・経済の持続可能性への配慮により、事業のサステナビリティ向上を図る経営」と説明できます。消費者と直接取引をするBtoC事業者に限らず、BtoC、CtoCを含むすべての企業に当てはめられる考えと言えるでしょう。

ここでは、持続可能な社会の姿を想定し、現在を振り返って何をすれば良いか考える「バックキャスティング」の考え方の発案者・カール=ヘンリク・ロベール博士による「持続可能性原則」を紹介します。

持続可能性の4原則8項目

私たちの自然環境内および社会に

原則1.自然の中で地殻から取り出した物質の濃度が増え続ける活動に加担しない

原則2.自然の中で人間社会が作り出した物質の濃度が増え続ける活動に加担しない

原則3.自然が物理的な方法で劣化する活動に加担しない

原則4.人々が自らの基本的なニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出す活動に加担しない

 4-1 健康

 物理的、感情的、精神的に良好な健康を維持するか、もしくは創ること

 4-2 影響力

 所属する社会システムに対しての影響力を維持するか、あるいは影響力を確立すること(意思決定に参画する、発言権を持つ、民主的な権利)

 4-3 能力

 学び、能力を高める可能性があること(学習、適応力、個人の成長、知識へのアクセス)

 4-4 公平

 公平に取り扱われること(公平な処遇、公正、尊重、多様性)

 4-5 意味・意義

 社会システムの一員であることの意味・意義を経験すること(目的を感じる、思いやり、改革の機会がある)

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サステナブルシティ

サステナブルシティ

サステナブルシティとは、住民の生活向上と共に環境への影響に配慮した持続可能な都市を指す言葉。

環境と資源(インフラ、食料、エネルギーなど)が得られ、産業が成り立ち、将来世代も豊かな生活ができる都市づくり、都市計画および都市そのものを指します。

例えば、愛知県ではシンガポール国立大学等と連携して「あいちスマートサスティナブルシティ共創チャレンジ」を推進。愛知県、シンガポール双方の「持続的な成長と発展」を目指すために、スマートサスティナブルに関わる重要テーマを軸に、大企業・自治体とスタートアップ(愛知・シンガポール)が共創するプログラムを実施しています。

サステナブルデザイン

サステナブルデザイン

サステナブルデザインとは環境に優しいこと、将来にわたって長く使い続けられること、エネルギーを極力使わずに機能することなどを実現したデザインを指します。

日用品から建築物、施設など幅広いものがサステナブルデザインとして広がりを見せています。

サステナブルデザインの事例としてよく取り上げられるのが、隈研吾氏による新国立競技場「杜のスタジアム」。建物のいたる箇所で森林認証を取得した国産木材を使用。風・水・光などの自然の力を最大限有効活用した環境共生型スタジアムを実現し、先導的な環境配慮技術を積極的に導入し環境負荷を軽減しています。

さらに、スタジアムの屋上緑化と外構の舗装ブロックとして微多孔性発泡セラミックス「Greenbiz(グリーンビズ)」を採用。Greenbizは、高い吸水性を持ち、雨水を蓄えてゲリラ豪雨対策に役立つほか、蒸発の際に周囲の熱を奪う打ち水効果を発揮し、ヒートアイランド現象の抑制にも貢献できます。

5.【番外編】サステナブルに関連する言葉

最後に、サステナブルを説明する際によく用いられる関連用語を紹介します。これらはサステナブルな社会を目指す取り組みにおいて、諸問題の課題を解決する“手段”として使われることが多いでしょう。

新たな考えやキーワードは時代の流れと共に生まれるもの。現代の潮流を知ったうえで、時代に取り残されないようにアンテナを張り続けることが重要です。

エシカル

エシカル(Ethical)は倫理的、道徳的という意味。倫理的な人の考え方や行動、消費活動などに使われる言葉です。主に環境や社会問題に関し、法律やルールで決められているわけではなくても多くの人が良いと思っていることを指します。

たとえば、ペットボトルのラベルやキャップを外し分別して捨てることは、手間はかかりますがリサイクルな循環に貢献しています。また少し値段が張ってでも、環境に良い水準で生産された商品を買うこともエシカルな行動と言えます。一人ひとりのエシカルな意識・行動がサステナブルな社会への鍵と言えるでしょう。

>>エシカルとは?

フェアトレード

フェアトレードは、商品を公平・公正に適正価格で買い取ること、特に開発途上国の生産者や労働者が経済的に自立できるよう支援する貿易の仕組み。公平・公正な貿易をすることにより、発展途上国の人々が貧困から脱却し、サステナブルな世界の実現を目指す取り組みです。

>>フェアトレードとは?

アップサイクル

アップサイクルとは、リサイクルとは異なり、廃棄物や不良品の形状や特徴を生かしつつ、新しいアイデアを加えることで「より良いもの」に作り変えることです。「より良い」というのがキーワードで、単なる再利用とは異なり、ゴミになるはずだったものをより価値ある商品に変えるサステナブルな取り組み、仕組みと言えるでしょう。

>>アップサイクルとは?

エコ

エコは生態学や自然環境を表すエコロジー(Ecology)の略称で、環境に配慮するという意味。さらに近年はエコノミー(Economy)のエコとも言われ、環境と経済は密接に関わりがある問題としても捉えられています。

人間の経済活動は、自然の資源を採取し、生産、消費を経て、最終的には不要なものを自然の中に戻す、つまり廃棄する流れになっています。エコ活動はサステナブルな環境保護のために、欠かせない重要な課題のひとつでしょう

オーガニック

オーガニック(Organic)とは「有機的な」を意味する言葉。オーガニック製品は消費者の体に優しい部分がクローズアップされがちですが、実は、生産に携わる人々や作物を育てる土壌にとっても大きな影響があり、農薬や化学肥料、殺虫剤を使わないことで土地と生産者にサステナブルな条件と言えます。永続的に持続可能な生産を考慮するとオーガニックはこれからますます注目されるでしょう。

6.サステナブルの意味を理解して、持続可能な未来に貢献する企業へ

6.サステナブルの意味を理解して、持続可能な未来に貢献する企業へ

ビジネスにおいて「サステナブル」という言葉がどう関わっているか、理解を深めることができましたか?

取り組みを進めるなかで常に考えてほしいのは「持続可能な社会を実現するために」というサステナブルの根底にある部分。

あなたや、自社の活動自体にも「持続可能」は関わっています。短略的視点で無理に施策を遂行したり、周囲の意見を聞かず闇雲に推進したりすることは、必ず避けた上で進めていく必要があるでしょう。

前述しましたがアイグッズ株式会社では、サステナブルな活動を自社でも実現したいという想いを、ものづくりを通してご支援しています。サステナブルなグッズ制作のほか、まずは包装紙やカトラリーなど資材からサステナブルなものに置き換えるご支援も可能ですので、ぜひお気軽にご相談いただけますと幸いです。

ぜひ、一緒にサステナブルな社会の実現を目指していきましょう!

SUSPRO編集部

【広報・プロモーションチーム】 N.M

SDGsに知見が深い広報担当者。グッズ制作にまつわるSDGsの取り組みやエコに関する世の中の動向をさまざまな媒体で発信中。サステナブルな取り組みを行う企業に取材するなど「生の声」を届けることを大切にしています。

【広報・プロモーションチーム】 N.M
コメント一覧4
  • サステナブルな製品を導入したいと私が思っても、やはり上層部に一人は反対する人がいるのでなかなか導入難しいですよね。良いのはわかるけど価格が高いのは困る。サステナブル予算なんてない。それが普通の企業の普通の判断では!?

    2021.12.14

    I MY ME MINE 様

  • サステナブル〇〇って最近すごい聞きますね。

    ・サステナブルトリップ
    ・サステナブルフード
    ・サステナブルシティ
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    ・サステナブルゲーム
    ・サステナブルグッズ
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    ・サステナブルドリンク
    ・サステナブルエンジョイ
    ・サステナブルハグ

    2021.12.27

    マッキーおじさん 様

  • とても分かりやすく解説してあり、楽しく読めました。
    この様な考え方を身につけて仕事が出来る人に自分も
    なれる気がしてきました。

    2022.06.11

    Ricky sato 様

  • サステナブルはあんまり聞いたことなかったけど今度から気を付けてみたりして環境問題を守っていきたいですね。

    2023.02.21

    ノア 様

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