名入れスリッパで差別化!宿泊満足度を高めるオリジナルスリッパの種類と選び方を解説

2025/05/14

名入れスリッパで差別化!宿泊満足度を高めるオリジナルスリッパの種類と選び方を解説

宿泊施設の差別化において、「アメニティ・備品の印象」は侮れません。中でも、名入れスリッパは宿泊体験に寄り添いながらも、SNS・クチコミ・ブランディングにも直結するツールです。本記事では、名入れスリッパが注目されている背景から、種類別の特徴・選び方まで徹底解説します。

1.宿泊施設における「差別化」が求められている背景

宿泊施設における「差別化」が求められている背景

そもそもなぜ今、宿泊施設では差別化施策が重視されているのでしょうか。ここではその背景をご紹介いたします。

宿泊単価の高騰と、体験価値の向上

近年、インバウンドの増加や経済状況の変化により、宿泊需要が大きく伸びています。それに伴って一泊あたりの宿泊単価も上昇傾向にあり、宿泊者は「高い料金に見合った体験」を期待するようになっています。

このような背景から、豪華な朝食・夕食サービスや特別な宿泊プランの増加、さらにはアメニティのオリジナル化など、宿泊体験の質を向上させるための工夫が当たり前になりつつあります。今後さらに、お客様に選ばれるホテル・旅館となるためには、細部にまでこだわった差別化施策が欠かせません。

クチコミ重要性の高まり

SNSが生活の一部となった今、ホテルを選ぶ基準として「クチコミ」は大きな影響力を持つようになっています。LINEリサーチ(2023年)の調査によると、宿泊先を選定する際にSNSを参考にしている人は全体の約4〜5割にものぼり、特に20代〜30代では6割以上がInstagramやYouTubeなどを活用して情報収集をしているとの結果も出ています。

こうしたSNS時代においては、お客様が投稿する写真の中にホテル名入りのグッズが写り込むことで、自然と施設のPRにもつながります。だからこそ、名入れされたアメニティや備品は、単なる消耗品ではなく「無料の広告塔」としての価値も持ち合わせており、導入する施設が増加しているのです。

2.中でも名入れスリッパが注目されている理由

中でも名入れスリッパが注目されている理由

数ある備品の中でも特に注目されているのがスリッパです。名入れスリッパならではの特性を活かした2つのメリットをご紹介します。

使用頻度が高く、印象に残りやすい

宿泊体験において、お客様の肌に直接触れるアメニティは、記憶に残る存在になりやすい傾向があります。

中でもスリッパは、チェックインからチェックアウトまで、お客様がずっと使用するアイテム。滞在中、何度も足を通すたびに履き心地や質感を感じるため、体験価値の一部としてしっかりと記憶に刻まれます。

そのため施設のロゴや名前をさりげなく入れることで、ブランドを自然に印象づけやすいです。

小ロット対応がしやすく、試験導入にも向いている

スリッパは、アメニティ類の中でも比較的導入ハードルが低く、柔軟に対応できる点も大きな魅力です。

特に名入れ対応については、既製品へのロゴ印刷やタグ付けなど、100個の小ロット(場合によってはそれ以下)から発注できるケースも多くあります。初期費用を抑えて導入でき、客室数の少ないホテルなどでも手を伸ばしやすい存在です。

3.導入場所別に見る!おすすめ名入れスリッパ実例

このように需要の高まる名入れスリッパ。ホテル・旅館において導入されやすい3つのスリッパをご紹介します。

客室・アメニティ向け|お持ち帰りもOKなシンプル設計

最も一般的に導入されているのが、客室常備用のスリッパです。軽量で扱いやすく、使い捨てを前提としたシンプルな設計が特徴。比較的安価に購入可能です。

不織布やパイル地、フリースなど素材の選択肢も多く、履き心地やデザイン、価格帯などを施設のコンセプトに合わせて柔軟に調整できます。

さらに、紙帯や個包装袋にオリジナル印刷を施すことで、施設独自のブランディングにもつながり、お客様にとっては「旅の記念」としてそのまま持ち帰れる魅力的なアイテムに。

シンプルでありながらも、こだわりと配慮が伝わるスリッパとして、幅広い施設で採用が進んでいます。

客室・アメニティ向け|お持ち帰りもOKなシンプル設計
色・素材ともに多様な選択肢がある

館内履き向け|繰り返し使えて衛生的

館内の移動や共有スペースでの利用を前提とした「館内ばき」スリッパは、構造がしっかりしており、繰り返しの使用を想定した設計です。

旅館やホテルの大浴場、レストラン、ラウンジなどでの利用に最適で、宿泊者が自由に履き替えて使える利便性の高さが魅力です。

汚れが目立ちにくいグレーやベージュ、ネイビーなどの落ち着いたカラーや、ツルツルとした合成皮革・レザー調の素材が主流で、見た目から清潔感を保ちやすい仕様になっています。

耐久性に優れている分、価格は客室・アメニティ向けよりやや高めですが、その分コストパフォーマンスに優れており、施設全体のグレードアップにも貢献します。

館内履き向け|繰り返し使えて衛生的
汚れが目立ちにくい暗色・しっかりした素材が選ばれやすい

ウォッシャブルスリッパ|サステナビリティ重視の施設に

近年、サステナブルな取り組みに注力する宿泊施設の間で注目されているのが、ウォッシャブルスリッパです。

繰り返し洗って使える仕様により、廃棄物を削減しながら衛生面にも配慮できるため、環境への意識が高いお客様からの評価も上々です。

このタイプは客室でも館内でも使える汎用性を持っており、特にメッシュ素材など通気性・吸湿性に優れたものが多く採用されています。

さらに、他のリネン類と一緒に洗濯・回収ができる設計が多いため、業務フローにも自然に組み込みやすく、スタッフの負担軽減にもつながります。

ウォッシャブルスリッパ|サステナビリティ重視の施設に
洗えてエコなため、サステナブルブランディングにもつながる

【番外編!SUSPROで人気の名入れスリッパをご紹介】

SUSPROでは、10種類以上のスリッパを展開中。中でも名入れ×小ロットの分野で人気のスリッパを3つ紹介します。

SUS コルク屑再利用 コットンスリッパ

靴底には、赤ワインのボトル栓として使用されたコルク屑の再利用素材を採用。さらに、その他生地はすべて天然コットンという、環境負荷を抑えたサステナブル設計が魅力です。繰り返し使用できる仕様のため、廃棄物削減にもつながるエコフレンドリーな一足。環境配慮型の宿泊施設や、サステナビリティを打ち出したい旅館・ホテルにおすすめです。

SUS 不織布スリッパ

軽量で扱いやすく、名入れ可能な使い捨てスリッパとして人気を集めているのがこちらのモデル。不織布素材を使用しつつも、ソール部分に厚みをもたせることで、履き心地の良さをしっかりと確保しています。また、前開きデザインのため、お客様の足のサイズを問わず使える点もポイントです。

SUS マイクロファイバースリッパ

極細繊維のマイクロファイバー素材を使用した、肌触りの良さが魅力のスリッパ。水分を吸収しやすく、蒸れにくいため、夏場の宿泊や館内履きとしても快適にご利用いただけます。見た目もブラックカラーで統一されており、高級感と機能性を兼ね備えた1足。デザイン性の高い施設や、上質さを演出したいホテルにおすすめです。

4.施設にぴったりの一足を選ぶには?5つのチェックポイント

施設にぴったりの一足を選ぶには?5つのチェックポイント

施設の雰囲気づくりやブランディング強化に一役買う「名入れスリッパ」。せっかく作るなら、実際の使用シーンや施設の方向性にマッチした仕様で作成したいところです。選定時に確認しておきたい、5つの重要なポイントを以下にまとめました。

  • 利用シーン(使い捨てor再利用)
  • 滞在者層(外国人or国内ビジネス)
  • 施設の世界観(和orモダンor自然派)
  • 名入れ方法(印刷or刺繍orタグ)
  • コスト・最小ロット

1.利用シーン(使い捨てor再利用)

まず最初に検討したいのは、「このスリッパはどんな使い方をされるのか?」という使用目的です。

アメニティ・客室常備用として一度きりの使用を想定している場合は、不織布やパイル地などの軽量かつコストを抑えられる素材が適しています。

一方で、館内ばきなど繰り返し使うことを前提にする場合は、耐久性の高い合成皮革素材や、洗って使えるウォッシャブルタイプがおすすめです。

2.滞在者層(外国人or国内ビジネス)

宿泊されるお客様の層によっても、好まれるスリッパの仕様は大きく変わります。

インバウンドをターゲットとする施設では、高級感や衛生面への配慮が重視されるため、清潔感のあるデザインが好まれる傾向にあります。

一方で、国内のビジネス利用者が多い施設では、シンプルで機能的なスリッパが支持されやすく、見た目よりも履き心地や利便性が評価のポイントとなることも。

3.施設の世界観(和orモダンorナチュラル)

印象に残りやすいスリッパは、施設全体のインテリアやコンセプトとの一体感も大切。たとえば、和モダンな旅館には、落ち着いた色味のレザー調スリッパが馴染みやすく、ナチュラル志向の施設では、リネンや竹素材などの自然素材を活かしたデザインと相性が良いです。

見た目のデザインだけでなく、空間との“調和”を意識することが、ブランドイメージの向上にもつながります。

4.名入れ方法(印刷or刺繍orタグ)

ロゴや施設名をどのように表現するかも、スリッパの印象を左右する重要な要素です。

コストを重視する場合は、既製品への印刷加工がシンプルでおすすめです。一方、より高級感や長く使われることを想定する場合には、刺繍による名入れが好印象を与えるでしょう。また、目立ちすぎない自然な演出を狙うなら、タグタイプの名入れもさりげないアクセントになります。

用途や予算に応じて、最適な加工方法を選ぶことがポイントです。

5.コスト・最小ロット

最後に見落としがちなのが、導入にかかるコスト感と最小ロットの確認です。

使い捨てスリッパであれば、比較的安価かつ少量からの名入れ対応が可能ですが、業務用や特注デザインのスリッパになると、ロット数や型代が発生するケースもあります。

導入前には、年間の使用予定数や在庫管理体制も踏まえ、無理のない運用プランを立てておくことが重要です。

5.名入れスリッパなら、「SUSPRO」にご相談を!

名入れスリッパなら、「SUSPRO」にご相談を!

「自社に合うスリッパが見つからない」「施設の雰囲気に合ったデザインを提案してほしい」とお考えのご担当者様は、ぜひ一度ご相談ください。

SUSPROでは、小ロット対応可能な既製品への名入れはもちろん、施設の世界観やブランドイメージに合わせたフルオーダー製作にも柔軟に対応しております。

「初めての導入で不安がある」「まずは試験的に導入したい」といったご要望にも丁寧に対応し、最適なアイテムをご提案いたします。

スリッパ一足からはじまる上質なおもてなしを、SUSPROが全力でサポートいたします。

SUSPRO編集部

【サステナブルグッズ制作チーム】 T.M

エコ素材アメニティや客室備品の企画・販売担当。実際にいただくホテルマーケティング担当者様の声を基に、サステナブルなアメニティや客室備品を開発。最新のエコ素材を取り入れたものづくりやホテルブランディングに日々取り組んでいます。

【サステナブルグッズ制作チーム】 T.M

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